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良工房で使用している素材

良工房の家具には世界中の厳選された天然の無垢材を使用しています。使用する材は主にいわゆる三大銘木と呼ばれるチーク、マホガニー(アカジュ)、ウォールナットを使用しています。他にもマホガニーに近いサペリ、きめの細かく白い肌目が美しいメープル、ナラ、タモ、ケヤキ、サクラ、クリ、カエデなどの国産材も多く使用しております。その他、時々で仕入れた珍しい木で作品を作ることもあります。これらの材木は木の狂いをなくすため、数年間天然乾燥されたのち、バイオ乾燥機で仕上げ乾燥されてから使用しています。

チークは油分を多く含む人肌に近い触感で、茶系の美しい木目を持つ人気の木材です。
水気に強い、耐久性に優れ加工もしやすい、といった特性から、船の甲板や建築、家具などに古くから用いられてきました。
加工した直後は黒い樹脂が見られますが時間を経ると徐々に抜けてゆき、金褐色へと変化してゆきます。
定期的にオイルがけしていただくことで、美しさがさらに増し、輝くような光沢が出てきます。

ミャンマー製のチークは輸入の規制により現在非常に入手困難な材になっていますが、良工房にはわずかですが在庫がございますので、オーダーをご希望のお客様はお問い合わせくださいませ。

マホガニー系の木は赤みのある細やかな肌目と時が経つごとに大胆に濃くなる色味が特徴です。
木に粘りがあり、乾燥後の狂いも少ないという特性から家具や楽器等の製作に使用されてきました。
加工直後は明るい赤系の色味ですが、時間が経つごとに、深い光沢のある飴色へと変化してゆきます。その劇的な変わり方は時代を経たアンティークの家具などで見ることができます。

従来使用されてきたホンジュラス産のマホガニ―はワシントン条約により輸入が規制されほとんど入って来ない為、現在はホンジュラスマホガニーと同じセンダン科のアフリカ産の木で特性の近いアカジュ(アフリカマホガニー)を主に使用しています。

ウォールナットはきめ細やかなすべすべした肌目を持つ北米産の黒系の木です。
硬く、頑丈なウォールナットは16~17世紀の家具やけん銃の銃床、飛行機のプロペラなどに用いられてきました。
木のロールスロイスを呼ばれるほどの高級感を持ち、シンプルで上品な内装のお宅に良く合います。

ウォールナットはよく退色するといわれますが、良工房では退色を防ぐため天然乾燥させた材を用いてますので、いつまでも美しい色目でご使用いただけます。直射日光を避け、定期的にオイルメンテナンスをすることも退色を防ぐのに効果的です。