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家具の塗装メンテナンスをしてみよう!

良工房作品は総て無垢材を使用しているため、時間が経つごとに色が濃くなり深みをしていきます。そのままお使いいただいても、もちろん大丈夫ですが、定期的にオイルがけしてお手入れしていただくことで、さらにきれいになっていきます。
本日は、ご自宅で出来る良工房作品のメンテナンス方法を、倉庫に埋もれていたトレイを使って実演してみたいと思います。大分色が落ちてほこりをかぶっていますね~。

塗装メンテナンスに使用する道具はこちらの三点。植物性のオイル、下着の切れ端などを切った綿の布、古い雑巾などの乾いた布。これだけです。
これに加えて傷や汚れも取りたいという方は180番と240番~400番のサンドペーパーをご用意くださいませ。
植物性オイルでおすすめしているのは良工房作品の仕上げにも使用されている、亜麻仁油由来のオリジナルブレンドのメンテナンスオイルです、こちらは当サイトにて送料込みで税込1000円で販売しています(布は付属しておりません)。身近にあるものでしたらご家庭にある植物性のオイルでも大丈夫です。 オリーブオイルやグレープシードオイルなどが良いかと思います。

キズやよごれが多い場合はオイルをかけながらサンドペーパーで180番→240番~400番の順番に磨いていきます。この時、キズ部分のみに集中して磨いてしまうと他の部分との色の差がでてしまうため、キズ周辺もすこしぼかすように磨くのがコツです。細かい傷でしたらサンドペーパーをかけなくてもオイルをかけるだけで目立たなくなります。
オイルは綿の布に浸したものを、木の目に沿って薄く延ばすように塗っていきます。このとき、塗りすぎてしまうとふき取りが大変になってしまうのでご注意ください!

オイルが塗れたら、すぐに雑巾など乾いた布で力を入れてごしごしと拭きとってください。オイルのべたべた感が無くなり、さらさらとした触感になるまで拭いてください。ざらざらした感じになる場合は最初に戻って240番~400番くらいのペーパーをかけてみてください。大きい家具ですとけっこうな力仕事になりますが、拭き残しがあると、汚れやべたべたの元になりますので、根気よく頑張ってください!
使用した綿の布は丸めてオイルのビンに入れておけば次回も使えます。

できあがりです。木の表情が生き生きと蘇ったのがお分かりいただけますでしょうか?何年間か放置していた家具でもこのようにオイルを塗るだけで生き返らせることができます。通常年に一回程度オイルがけをしてあげるだけで充分きれいにお使いいただけると思います。皆様もぜひご自宅でお試しください!